今回は「flood」と「inundate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「flood」の意味と使い方
「flood」は、「洪水」や「水浸しにする」という意味の名詞・動詞です。主に、大量の水が土地や建物に流れ込む自然現象や、そのような状態を表します。また、比喩的に「大量に押し寄せる」「殺到する」という意味でも使われます。
「flood」を使った例文をみてみましょう。
- The river flooded after the heavy rain.
大雨の後、川が氾濫しました。 - Our house was flooded last summer.
去年の夏、私たちの家が水浸しになりました。 - Messages flooded my inbox.
メッセージが受信箱に殺到しました。
「inundate」の意味と使い方
「inundate」は、「水浸しにする」「圧倒する」という意味の動詞で、「flood」と非常に似ていますが、よりフォーマルな表現です。特に比喩的な意味で「大量の何かで圧倒される」「対応できないほど押し寄せる」という文脈でよく使われます。
「inundate」を使った例文をみてみましょう。
- The coastal town was inundated by the tsunami.
その沿岸の町は津波で水浸しになりました。 - We were inundated with phone calls.
電話が鳴り止まず、圧倒されました。 - She was inundated with work.
彼女は仕事に追われていました。
「flood」と「inundate」の違いとは
「flood」と「inundate」の違いについてみていきましょう。
「flood」は、日常的な言葉で、水や人、情報などが大量に押し寄せる様子を表すのに使います。フォーマルさは少なく、話し言葉にも適しています。
一方、「inundate」は、よりフォーマルで文語的な表現です。物理的な水害だけでなく、情報、仕事、感情などの「圧倒的な量」によって人が負担を感じるといった抽象的な場面でもよく使われます。
まとめ
今回は「flood」と「inundate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「flood」は日常的でカジュアルな言い方であり、「inundate」はよりフォーマルかつ比喩的に使われることが多い表現です。どちらも大量のものが押し寄せるイメージを表しますが、使う場面やニュアンスに注意して使い分けましょう。