今回は「beseech」と「entreat」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「beseech」の意味と使い方
「beseech」は、「懇願する」「嘆願する」という意味の動詞です。強い感情を込めて必死に何かをお願いするニュアンスがあり、文学的または古風な響きがあります。現代の日常会話ではあまり使われませんが、フォーマルな文章や演説、聖書などで見かけることがあります。
「beseech」を使った例文をみてみましょう。
- I beseech you to forgive me.
どうか私を許してほしいと懇願します。 - He beseeched the king for mercy.
彼は王に慈悲を嘆願しました。 - They beseeched him to stay.
彼らは彼に残ってくれるよう懇願した。
「entreat」の意味と使い方
「entreat」も「懇願する」「強く頼む」という意味の動詞です。「beseech」と似ていますが、やや控えめで上品な響きがあります。こちらもフォーマルで古風な表現であり、詩や文学作品、歴史的な文脈でよく使われます。
「entreat」を使った例文をみてみましょう。
- I entreat you to reconsider your decision.
あなたに決断を再考していただきたいとお願い申し上げます。 - She entreated him to stay with her.
彼女は彼に一緒にいてくれるよう頼んだ。 - They entreated the judge for leniency.
彼らは裁判官に寛大な判決を願い出た。
「beseech」と「entreat」の違いとは
「beseech」と「entreat」の違いについてみていきましょう。
「beseech」は、より感情的で強い迫力を持つ表現です。相手に対して心の底から必死にお願いするニュアンスが込められています。一方で、「entreat」は、丁寧で控えめながらも強いお願いを表す言葉で、感情の激しさは「beseech」ほどではありませんが、誠実さが伝わる表現です。
まとめ
今回は「beseech」と「entreat」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「beseech」は感情的で強い懇願を表すのに対し、「entreat」はより控えめで丁寧な懇願を表します。どちらもフォーマルで文学的な響きを持つ単語なので、場面や文体に応じて適切に使い分けることが大切です。