今回は「falter」と「waver」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「falter」の意味と使い方
「falter」は、「ためらう」「よろめく」「弱気になる」という意味の動詞です。話す時に声が震えたり、行動や決断に自信が持てずに躊躇する様子を表します。物理的な動きの不安定さや、精神的な揺れも含めたニュアンスがあります。
「falter」を使った例文をみてみましょう。
- Her voice faltered during the speech.
スピーチ中に彼女の声は震えました。 - He faltered when he saw the crowd.
彼は群衆を見てひるみました。 - The runner faltered near the finish line.
そのランナーはゴールラインの近くでよろめきました。
「waver」の意味と使い方
「waver」は、「ぐらつく」「迷う」「動揺する」という意味の動詞です。主に、決意や意志が揺らいだり、あるいは物理的に物が揺れる様子を表します。特に、選択に迷ったり、考えが揺れ動く状況でよく使われます。
「waver」を使った例文をみてみましょう。
- He wavered between going to college or starting work.
彼は大学へ行くか就職するかで迷いました。 - The candle flame wavered in the breeze.
ろうそくの炎がそよ風で揺れました。 - She never wavered in her decision.
彼女は決断において一度も迷いませんでした。
「falter」と「waver」の違いとは
「falter」と「waver」の違いについてみていきましょう。
「falter」は、行動や言葉における自信のなさや、肉体的な弱さが表に出る場合に使われます。たとえば、話している時に声が震えたり、歩行が不安定になるときに「falter」がぴったりです。
一方で、「waver」は、主に心の中の迷いや、精神的な揺れ動きを表します。また、物理的に小さな動き(炎が揺れるなど)も表現できますが、基本的には意志や判断がぐらつく様子に使われることが多いです。
まとめ
今回は「falter」と「waver」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「falter」は自信のなさや行動の不安定さを、「waver」は意志や判断の揺らぎを表現します。それぞれのニュアンスを理解して、状況に応じた正しい使い分けができるようにしましょう。