今回は「prescribe」と「proscribe」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「prescribe」の意味と使い方
「prescribe」は、「処方する」「指示する」「規定する」という意味の動詞です。特に医療の場面で、医師が薬や治療法を「処方する」際によく使われます。また、法律や規則で「~するように定める」といった意味でも使われます。
「prescribe」を使った例文をみてみましょう。
- The doctor prescribed antibiotics for my infection.
医者は私の感染症に抗生物質を処方しました。 - This law prescribes how companies must handle personal data.
この法律は企業が個人情報をどのように扱うべきかを定めています。 - He was prescribed painkillers after the surgery.
彼は手術後に鎮痛剤を処方されました。
「proscribe」の意味と使い方
「proscribe」は、「禁止する」「追放する」という意味の動詞です。特に、政府や権力によって公式に活動や行為を禁じる場面で使われます。ややフォーマルで法律的・政治的な文脈で見られる語です。
「proscribe」を使った例文をみてみましょう。
- The government proscribed the rebel group.
政府はその反乱グループを非合法としました。 - Smoking is proscribed in this building.
この建物では喫煙は禁止されています。 - The new law proscribes discrimination based on gender.
新しい法律は性別に基づく差別を禁止しています。
「prescribe」と「proscribe」の違いとは
「prescribe」と「proscribe」の違いについてみていきましょう。
「prescribe」は、「何かをするように勧めたり指示したりする」際に使われ、ポジティブな意味合いが多いです。医療での処方や、ルール・規定を設けるといった前向きな行動を指します。
一方、「proscribe」は、「何かをしてはいけない」と禁止・制限する意味合いで使われます。ネガティブな意味が含まれ、法的・政治的な文脈で用いられることが多いです。
まとめ
今回は「prescribe」と「proscribe」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「prescribe」は「処方する」「指示する」など肯定的な指示を意味し、「proscribe」は「禁止する」「排除する」といった否定的な命令を表します。見た目が似ていますが、意味は真逆なので、使い分けに注意しましょう。