今回は「full」と「filled」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「full」の意味と使い方
「full」は、「満たされた」「いっぱいの」という意味を持つ形容詞です。物や空間、容器が限界まで満たされている状態を指します。また、食べ物やスケジュールなど、抽象的なものにも使われます。
「full」を使った例文をみてみましょう。
- The glass is full of water.
そのグラスは水でいっぱいです。 - After the big meal, I feel full.
たくさん食べた後、お腹がいっぱいに感じます。 - Her schedule is full this week.
彼女の今週のスケジュールはいっぱいです。
「filled」の意味と使い方
「filled」は、「満たされた」「埋められた」という意味を持つ動詞「fill」の過去形・過去分詞形です。何かを「満たした」「埋めた」という動作や状態を表し、受動的な意味合いが強くなります。
「filled」を使った例文をみてみましょう。
- The bottle is filled with juice.
そのボトルはジュースで満たされています。 - Her heart was filled with joy.
彼女の心は喜びで満たされました。 - The room was filled with laughter.
その部屋は笑い声で満たされていました。
「full」と「filled」の違いとは
「full」と「filled」の違いについて見ていきましょう。
「full」は、物や場所がすでに「いっぱい」である状態を示す形容詞です。物理的に何かがすべて占められているときに使いますが、感情的・状況的な「満たされた」状態にも使うことができます。たとえば、「満腹」や「満足感」などにも使われます。
一方、「filled」は、動詞「fill」の過去形・過去分詞形で、物が「満たされた」「入れられた」という動作を強調します。具体的な物や事柄が何かで埋められた結果を表す時に使われるため、「fill」の動作に焦点を当てているのが特徴です。
たとえば、次のような違いがあります。
- The cup is full.
そのカップはいっぱいです。 - The cup is filled with coffee.
そのカップはコーヒーで満たされています。
前者はカップが満たされている状態を単に述べているのに対し、後者は「何によって満たされたのか」を強調しています。
まとめ
今回は「full」と「filled」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「full」は形容詞で、「すでに満たされた状態」を表します。一方、「filled」は動詞「fill」の過去分詞形で、「何かによって満たされた」という動作の結果を示します。文脈に応じて適切に使い分けることが大切です。