今回は「barrier」と「obstacle」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「barrier」の意味と使い方
「barrier」は、「障壁」「妨げ」という意味の名詞です。物理的な仕切りだけでなく、抽象的な制約や困難を表す際にも使われます。
「barrier」を使った例文をみてみましょう。
- The wall acts as a barrier between the two countries.
その壁は両国の間の障壁として機能しています。 - Language can be a barrier to communication.
言語はコミュニケーションの障壁となり得ます。 - They overcame the barriers to success.
彼らは成功への障壁を克服しました。
「obstacle」の意味と使い方
「obstacle」は、「障害」「妨げ」という意味の名詞です。特定の行動や進行を妨げるもの、克服すべき困難を指すときに使われます。
「obstacle」を使った例文をみてみましょう。
- The fallen tree was an obstacle on the road.
倒れた木が道の障害物でした。 - She faced many obstacles in her career.
彼女はキャリアの中で多くの障害に直面しました。 - We need to remove the obstacles to success.
成功への障害を取り除く必要があります。
「barrier」と「obstacle」の違いとは
「barrier」と「obstacle」の違いについてみていきましょう。
「barrier」は、物理的または抽象的に「越えなければならない壁」のイメージが強く、特に制度や文化、言語などの制約を表す場合に多く使われます。「barrier to entry(参入障壁)」のように比喩的にも使われます。
一方、「obstacle」は、進行や行動を妨げる「具体的な障害物や困難」を表すことが多く、物理的なものから抽象的な問題まで幅広く使われます。「obstacle course(障害物競走)」や「overcome obstacles(障害を克服する)」のように、克服の対象としての意味合いが強いです。
まとめ
今回は「barrier」と「obstacle」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「barrier」は越えるべき壁や制約のイメージが強く、「obstacle」は進行を妨げる具体的な障害や困難を指します。文脈に応じて使い分けることが大切です。