今回は「citation」と「reference」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「citation」の意味と使い方
「citation」は、「引用」「引用文」「引用元の明記」という意味の名詞です。主に学術的な文脈で使われ、論文やレポートで他の著者の言葉やアイデアを取り入れる際に、その出典を明示することを指します。
「citation」を使った例文をみてみましょう。
- The professor requires proper citations in every paper.
教授はすべてのレポートに正確な引用を求めています。 - This article includes several citations from medical journals.
この記事には医療雑誌からの複数の引用があります。 - Incorrect citations can lead to plagiarism.
不正確な引用は盗用と見なされる可能性があります。
「reference」の意味と使い方
「reference」は、「参照」「参考文献」「言及」という意味の名詞です。「citation」より広い意味を持ち、情報の出典を示すだけでなく、資料や人を参照すること全般を含みます。ビジネスや日常英語、学術など多くの場面で使われます。
「reference」を使った例文をみてみましょう。
- She included a list of references at the end of her report.
彼女はレポートの最後に参考文献リストを付けました。 - Please provide a reference for this claim.
この主張の根拠となる資料を示してください。 - He used his teacher as a reference when applying for the job.
彼は仕事の応募の際、先生を推薦者として使いました。
「citation」と「reference」の違いとは
「citation」と「reference」の違いについてみていきましょう。
「citation」は、文中で直接引用された情報の出典を明示することに焦点を当てます。たとえば、「(Smith, 2020)」のように本文中に登場します。
一方、「reference」は、論文やレポートの最後に示される「参考文献リスト」などを含み、広い意味での情報源の提示に使われます。すべての「citation」は「reference」に含まれますが、すべての「reference」が「citation」されるとは限りません。
まとめ
今回は「citation」と「reference」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「citation」は本文中での引用表記、「reference」は参考文献全体や参照先を指す広い概念です。特に学術文書では両者を正しく使い分けることが重要です。