今回は「capacity」と「bandwidth」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「capacity」の意味と使い方
「capacity」は、「容量」「収容能力」「能力」という意味を持つ名詞です。人や物、システムが「どれだけの量を収容・処理できるか」という能力を表す際に使われます。物理的な容積にも、抽象的な能力にも使える便利な語です。
「capacity」を使った例文をみてみましょう。
- The stadium has a seating capacity of 50,000.
そのスタジアムは5万人の収容能力があります。 - This tank has a capacity of 200 liters.
このタンクの容量は200リットルです。 - She has the capacity to lead a team.
彼女にはチームを率いる能力があります。
「bandwidth」の意味と使い方
「bandwidth」は、本来「帯域幅」という意味の技術用語で、デジタル通信などにおいてデータを一度に転送できる量を表します。近年では比喩的に「(人の)余裕」や「精神的リソース」という意味でも使われるようになっています。
「bandwidth」を使った例文をみてみましょう。
- Our internet bandwidth is too low for video calls.
私たちのインターネットの帯域幅はビデオ通話には低すぎます。 - Sorry, I don’t have the bandwidth to take on another project right now.
すみません、今は新しいプロジェクトを引き受ける余裕がありません。 - The server can’t handle that much bandwidth.
サーバーはそれだけの帯域幅には対応できません。
「capacity」と「bandwidth」の違いとは
「capacity」は、物理的・精神的な「容量」や「能力」の広い概念を表すのに使います。たとえば、人の働く力や設備の収容力などです。
一方、「bandwidth」は、もともとは通信に関する技術的な用語で、一定時間内にどれだけのデータを送れるかを表します。しかし現在では、特に英語圏で「人が処理できる量・余裕」という比喩的な意味でもカジュアルに使われています。
まとめ
今回は「capacity」と「bandwidth」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「capacity」は物や人がどれだけの量を扱えるかを示す一般的な用語で、「bandwidth」は技術的な文脈と、人のリソースを指す比喩的な表現の両方で使われます。どちらも「処理能力」に関する語ですが、文脈によって適切に使い分けましょう。