今回は「vindicate」と「exonerate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vindicate」の意味と使い方
「vindicate」は、「正しさを証明する」「潔白を証明する」という意味の動詞です。特に、誰かが非難や疑いを受けた後に、その人の言動や立場が正しかったと証明されるときに使われます。論理的・道義的な正当性を認めさせるというニュアンスがあります。
「vindicate」を使った例文をみてみましょう。
- The evidence vindicated her actions.
証拠が彼女の行動の正当性を証明しました。 - He felt vindicated after the investigation cleared his name.
調査によって無実が証明され、彼は正当化されたと感じました。 - His success vindicated all his efforts.
彼の成功は、これまでの努力が正しかったことを証明しました。
「exonerate」の意味と使い方
「exonerate」は、「無罪とする」「責任を免除する」という意味の動詞です。主に、法的・道義的責任から解放することを意味し、特に罪や過失が疑われていた人が「その責任がなかった」と正式に認められる場面で使われます。ややフォーマルな表現です。
「exonerate」を使った例文をみてみましょう。
- The court exonerated the defendant of all charges.
裁判所はその被告人をすべての罪から無罪としました。 - She was exonerated after new evidence emerged.
新たな証拠が出てきて、彼女は無罪とされました。 - The report exonerated the company from any wrongdoing.
その報告書は、会社に不正がなかったことを明らかにしました。
「vindicate」と「exonerate」の違いとは
「vindicate」と「exonerate」の違いについてみていきましょう。
「vindicate」は、非難や疑念に対して「自分が正しかった」と証明することに重点があります。道徳的・個人的な正当性を示す場面でも使われます。
一方、「exonerate」は、特定の責任や罪から正式に「無罪」や「責任なし」とされることに重きがあります。特に法的・制度的な場面で使われることが多く、客観的な証拠や手続きによって認められることが前提となります。
まとめ
今回は「vindicate」と「exonerate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「vindicate」は行為や信念の正当性を証明すること、「exonerate」は責任や罪から正式に解放されることを意味します。どちらも「疑いを晴らす」表現ですが、使う場面やニュアンスが異なるので注意して使い分けましょう。