今回は「prescribe」と「dictate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「prescribe」の意味と使い方
「prescribe」は、「処方する」「指示する」「規定する」という意味の動詞です。特に医療の文脈では「薬を処方する」としてよく使われますが、規則や方法を正式に定める意味でも使われます。
「prescribe」を使った例文をみてみましょう。
- The doctor prescribed antibiotics for the infection.
医者はその感染症に抗生物質を処方しました。 - Rules prescribed by the government must be followed.
政府によって定められた規則は守らなければなりません。 - This diet plan is prescribed for diabetic patients.
この食事プランは糖尿病患者のために定められています。
「dictate」の意味と使い方
「dictate」は、「命じる」「指示する」「書き取らせる」という意味の動詞です。特に、権威や力をもって強く指示を出す場合に使われ、やや強制的なニュアンスがあります。また、「口述する」という意味もあります。
「dictate」を使った例文をみてみましょう。
- The manager dictated the terms of the agreement.
マネージャーが契約条件を命じました。 - You shouldn’t let fear dictate your decisions.
恐怖にあなたの決断を左右させてはいけません。 - He dictated a letter to his assistant.
彼は秘書に手紙を口述しました。
「prescribe」と「dictate」の違いとは
「prescribe」は、医師や制度・規則など、信頼性のある立場から「あるべきこと」を正式に指示・規定するニュアンスがあります。主に医療や法律、制度などの分野で使われます。
一方、「dictate」は、力や権威によって強く命令したり、支配的に指示を出すイメージが強く、必ずしも受け手の同意を前提にしていません。ビジネスや政治的な文脈で使われることも多いです。
まとめ
今回は「prescribe」と「dictate」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「prescribe」は正式・専門的な立場からの指示や処方に使われ、「dictate」はより命令的・支配的なニュアンスを含んだ指示に使われます。文脈や立場によって使い分けることが大切です。