今回は「flexible」と「elastic」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「flexible」の意味と使い方
「flexible」は、「柔軟な」「曲げやすい」「融通がきく」という意味の形容詞です。物理的に曲げやすいことも意味しますが、人の考え方やスケジュールなどが「柔軟で対応しやすい」という抽象的な意味でもよく使われます。
「flexible」を使った例文をみてみましょう。
- This material is very flexible.
この素材はとても柔軟です。 - We need a flexible approach to the problem.
私たちはこの問題に対して柔軟な対応が必要です。 - Her working hours are flexible.
彼女の勤務時間は柔軟です。
「elastic」の意味と使い方
「elastic」は、「弾力のある」「伸縮性のある」という意味の形容詞です。主にゴムのように、伸びたり縮んだりした後、元の形に戻る性質に使われます。物理的な性質を強調する言葉です。
「elastic」を使った例文をみてみましょう。
- These pants have an elastic waistband.
このズボンには伸縮性のあるウエストバンドがついています。 - The band is made of elastic material.
そのバンドは弾力のある素材でできています。 - Rubber is an elastic substance.
ゴムは弾性のある物質です。
「flexible」と「elastic」の違いとは
「flexible」と「elastic」の違いについてみていきましょう。
「flexible」は、物や人の「柔軟性」や「適応力」に焦点を当てた表現です。物理的にも抽象的にも使える、応用範囲の広い言葉です。たとえば、「柔軟な考え方」「フレキシブルな働き方」などに使われます。
一方、「elastic」は、物理的な「伸縮性」「弾力性」に特化した言葉で、伸びて元に戻る性質を持つ物質に使われることが多いです。抽象的な使い方はまれで、主に科学的・工業的な文脈で使われます。
まとめ
今回は「flexible」と「elastic」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「flexible」は柔軟性や融通のきく性質を表し、物理的にも抽象的にも使えます。一方、「elastic」は伸び縮みする性質に焦点を当てた表現で、主に物理的な場面で使われます。文脈に応じて使い分けるようにしましょう。