今回は「dismiss」と「disregard」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「dismiss」の意味と使い方
「dismiss」は、「退ける」「解雇する」「却下する」といった意味を持つ動詞です。誰かの意見や考え、申し出などを重要でないとして扱ったり、人を職務から解雇したりする場面で使われます。フォーマルな場面でよく使われる表現です。
「dismiss」を使った例文をみてみましょう。
- The manager dismissed his suggestion as unrealistic.
マネージャーは彼の提案を非現実的だとして退けました。 - She was dismissed from her job last week.
彼女は先週、職を解かれました。 - The judge dismissed the case.
裁判官はその訴訟を却下しました。
「disregard」の意味と使い方
「disregard」は、「無視する」「軽視する」という意味の動詞です。意見や警告、ルールなどを意図的に無視したり、重要視しない態度を表すときに使われます。やや冷淡な印象を与えることがあります。
「disregard」を使った例文をみてみましょう。
- He completely disregarded the traffic rules.
彼は交通ルールを完全に無視しました。 - They disregarded her advice.
彼らは彼女のアドバイスを軽視しました。 - Don’t disregard your health.
健康を軽視してはいけません。
「dismiss」と「disregard」の違いとは
「dismiss」と「disregard」はどちらも何かを重要でないと見なすときに使われますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「dismiss」は、判断の結果として「却下する」「退ける」という行動をとる意味があり、意見・考え・申し出・人などに対して使います。また、「解雇する」という意味でも用いられるため、行動の結果がより明確です。
一方、「disregard」は、意図的に「無視する」・「気に留めない」ことを表します。警告やルールなど、本来は注意を払うべき事柄を軽視するような場面で使われ、少しネガティブな響きを持ちます。
まとめ
今回は「dismiss」と「disregard」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「dismiss」は提案や人を正式に退けたり解雇したりする際に使い、「disregard」は注意すべきことを意図的に無視する際に使われます。どちらも類似した意味を持ちますが、文脈に応じた使い分けが重要です。