今回は「docile」と「submissive」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「docile」の意味と使い方
「docile」は、「おとなしい」「素直な」「従順な」という意味の形容詞です。特に、教えたり扱ったりしやすい性格や態度を表します。人や動物が落ち着いていて、指示に素直に従うような様子を表すときに使われます。
「docile」を使った例文をみてみましょう。
- The dog is very docile and easy to train.
その犬はとてもおとなしく、しつけが簡単です。 - She has a docile personality.
彼女は素直な性格です。 - The students were surprisingly docile during the lecture.
講義中、生徒たちは驚くほど静かにしていました。
「submissive」の意味と使い方
「submissive」は、「服従的な」「従順すぎる」という意味の形容詞です。自分の意志を押し通さず、他人の命令や意向に対して反抗せず従う様子を表します。ややネガティブなニュアンスを含むこともあり、人間関係や態度について語る際に使われます。
「submissive」を使った例文をみてみましょう。
- He has a very submissive attitude toward his boss.
彼は上司に対して非常に従順な態度をとります。 - In some cultures, women are expected to be submissive.
ある文化では、女性は従順であることが期待されています。 - She remained submissive even when she disagreed.
彼女は反対意見を持っていても従い続けました。
「docile」と「submissive」の違いとは
「docile」と「submissive」はどちらも「従順」さを表しますが、そのニュアンスには違いがあります。
「docile」は、教えやすさや落ち着き、素直さといった肯定的な意味合いで使われることが多く、好意的な印象を与える単語です。
一方、「submissive」は、自分の意志を抑えて他人に従うという意味合いが強く、やや否定的または消極的なイメージを含む場合があります。強い立場に対する無抵抗の姿勢を表すことが多いです。
まとめ
今回は「docile」と「submissive」の意味や使い方の違いについて解説しました。「docile」は素直で扱いやすいというポジティブなニュアンスを持つのに対し、「submissive」は自己主張をせず従うという、ややネガティブな意味合いも含みます。使う文脈や印象に応じて使い分けることが大切です。