今回は「abandoned」と「neglected」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「abandoned」の意味と使い方
「abandoned」は、「捨てられた」「放棄された」という意味の形容詞です。人や物、場所が完全に見捨てられ、もはや世話や管理がされていない状態を表します。特に、故意に見捨てたニュアンスを含みます。
「abandoned」を使った例文をみてみましょう。
- The dog was found in an abandoned building.
その犬は捨てられた建物の中で見つかりました。 - The project was abandoned due to lack of funding.
資金不足のため、そのプロジェクトは中止されました。 - She felt like an abandoned child.
彼女は捨てられた子供のような気持ちでした。
「neglected」の意味と使い方
「neglected」は、「無視された」「放置された」という意味の形容詞です。適切な注意や世話がされていない状態を表します。必ずしも意図的に捨てられたわけではなく、怠慢や不注意による放置であることが多いです。
「neglected」を使った例文をみてみましょう。
- The garden looked neglected and overgrown.
その庭は手入れがされず、草が生い茂っていました。 - He felt neglected by his parents.
彼は両親にかまってもらえないと感じていました。 - This area has been neglected by local authorities.
この地域は地方自治体に放置されてきました。
「abandoned」と「neglected」の違いとは
「abandoned」と「neglected」の違いについて見てみましょう。
「abandoned」は、意図的に捨てられたり放棄された状態を表す、強い意味合いを持つ語です。誰かが見切りをつけて完全に離れたニュアンスがあります。
一方、「neglected」は、世話や注意が行き届いていない状態を指し、意図的というよりも怠慢や無関心からくる放置を表します。
まとめ
今回は「abandoned」と「neglected」の意味や使い方の違いについて解説しました。「abandoned」は故意に捨てられた状態、「neglected」は注意や世話が足りないことによる放置を意味します。似ているようでニュアンスに違いがあるため、文脈に応じて正しく使い分けましょう。