今回は「wait」と「anticipate」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「wait」の意味と使い方
「wait」は、「待つ」という意味の動詞です。何かが起こるのをじっと待つ、というニュアンスがあり、日常会話で非常によく使われるカジュアルな表現です。能動的に行動するというよりは、状況が変わるのを静かに待つイメージです。
「wait」を使った例文をみてみましょう。
- Please wait here for a few minutes.
ここで数分間お待ちください。 - We’re waiting for the bus.
私たちはバスを待っています。 - He waited until she finished speaking.
彼は彼女が話し終えるのを待ちました。
「anticipate」の意味と使い方
「anticipate」は、「予期する」「楽しみに待つ」という意味の動詞です。未来の出来事を積極的に予測したり、期待をもって待ったりするニュアンスがあります。ややフォーマルな表現で、ビジネスや学術的な文脈でもよく使われます。
「anticipate」を使った例文をみてみましょう。
- They anticipated a rise in sales this quarter.
彼らは今四半期の売上増を予期していました。 - We eagerly anticipate your visit.
私たちはあなたの訪問を楽しみに待っています。 - She anticipated some resistance to the new policy.
彼女は新しい方針に対する反発を予測していました。
「wait」と「anticipate」の違いとは
「wait」と「anticipate」の違いについて見てみましょう。
「wait」は、何かが起こるまでその場でじっとしている「受け身」の姿勢を表します。時間が経つのをそのまま待つという感覚です。
一方、「anticipate」は、これから起こることを積極的に予想・予測し、時には準備を整えながら「前向きに待つ」姿勢を示します。また、期待感や計画性を含むことが多く、より能動的でフォーマルな表現です。
まとめ
今回は「wait」と「anticipate」の意味や使い方の違いについて解説しました。「wait」は受け身で今起こることをただ待つ表現であるのに対し、「anticipate」は予測や期待を含んだ、より積極的でフォーマルな言い方です。シチュエーションに応じて、適切に使い分けましょう。