今回は「vexed」と「irked」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「vexed」の意味と使い方
「vexed」は、「いらいらした」「困惑した」という意味の形容詞です。誰かや何かに対して精神的に悩まされている状態や、長引く不快感を表すフォーマルな言い回しとして使われます。また、議論が続いている「難題・厄介な問題(a vexed question)」などにも使われることがあります。
「vexed」を使った例文をみてみましょう。
- She looked vexed by his repeated questions.
彼女は彼の繰り返す質問にいら立っているようでした。 - This is a vexed issue in modern politics.
これは現代政治における厄介な問題です。 - He felt vexed after waiting for an hour.
1時間待たされて、彼はイライラしていました。
「irked」の意味と使い方
「irked」は、「うんざりした」「腹が立った」という意味の形容詞で、何かに少し不快感や苛立ちを覚えた時に使われます。「irk」は「イラつかせる」という動詞で、「irked」はその過去分詞・形容詞形です。ややカジュアルな表現ですが、書き言葉としても見られます。
「irked」を使った例文をみてみましょう。
- I was irked by his rude comments.
彼の失礼なコメントにイラっとしました。 - She seemed irked by the delay.
彼女はその遅れにうんざりしているようでした。 - The noise outside irked him while he was working.
仕事中に外の騒音が彼を苛立たせました。
「vexed」と「irked」の違いとは
「vexed」と「irked」の違いについて見てみましょう。
「vexed」は、ややフォーマルな語で、精神的・感情的に悩まされている状態や長引くイライラ、困惑を表します。また、「vexed question」のように、解決が難しい問題について使うこともあります。
一方、「irked」は、比較的軽めの苛立ちや短期的な不快感に使われる言葉で、ややカジュアルです。誰かの行動や小さな出来事に対して「イラっとした」というニュアンスで使います。
まとめ
今回は「vexed」と「irked」の意味や使い方の違いについて解説しました。「vexed」はフォーマルで深い苛立ちや厄介な問題に使われるのに対し、「irked」はカジュアルで日常のちょっとした不快感を表します。どちらも感情を表現する言葉ですが、文脈に応じた使い分けが重要です。