今回は「fuming」と「seething」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「fuming」の意味と使い方
「fuming」は、「激怒している」「カンカンに怒っている」という意味の形容詞です。文字通り「煙を出す」ような怒りのイメージで、怒っている様子が外に現れている状態を表します。感情が爆発寸前、もしくはすでに爆発しているような強い怒りを表すカジュアルな言葉です。
「fuming」を使った例文をみてみましょう。
- She was fuming after the meeting.
会議の後、彼女は激怒していました。 - He stormed out of the room, fuming with rage.
彼は怒りでカンカンになって部屋を飛び出しました。 - I was absolutely fuming when I found out the truth.
真実を知ったとき、私は本当に腹が立ちました。
「seething」の意味と使い方
「seething」は、「怒りが内にこもって煮えたぎっている状態」を表す形容詞です。表面上は冷静に見えても、内側では怒りや不満が渦巻いているような状態で、感情が心の中で沸騰しているイメージです。こちらも強い怒りを表しますが、より抑制された形で使われます。
「seething」を使った例文をみてみましょう。
- He sat in silence, seething with anger.
彼は怒りで煮えたぎるような思いを抱きながら黙って座っていました。 - She was seething after being unfairly blamed.
不当に責められて、彼女は怒り心頭でした。 - Under his calm expression, he was seething inside.
落ち着いた表情の裏で、彼の内面は怒りで満ちていました。
「fuming」と「seething」の違いとは
「fuming」と「seething」はどちらも「非常に怒っている状態」を表しますが、その表れ方に違いがあります。
「fuming」は怒りが表面に出ていて、怒鳴ったり、顔を真っ赤にしたり、行動に現れている状態です。感情が外に爆発しているイメージです。
一方、「seething」は感情を内に秘めながらも、激しい怒りが内側で煮えたぎっている状態です。表面上は冷静でも、内心はかなり怒っているというニュアンスになります。
まとめ
今回は「fuming」と「seething」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「fuming」は外に現れる怒り、「seething」は内に秘めた怒りを表します。どちらも「非常に怒っている」という点では共通していますが、その表現スタイルに違いがあります。感情の出方に応じて、適切に使い分けましょう。