今回は「dull」と「obtuse」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「dull」の意味と使い方
「dull」は、「退屈な」「鈍い」「切れ味が悪い」といった複数の意味を持つ形容詞です。文脈によって意味が変わりますが、共通して「刺激がない」「鋭さに欠ける」というイメージがあります。日常会話でもよく使われる単語です。
「dull」を使った例文をみてみましょう。
- The lecture was really dull.
その講義は本当に退屈でした。 - This knife is dull and won’t cut well.
このナイフは鈍くてよく切れません。 - He felt dull and tired after the meeting.
会議のあと、彼はぼんやりして疲れていました。
「obtuse」の意味と使い方
「obtuse」は、「鈍い」「鈍感な」「頭の回転が遅い」という意味を持つ、ややフォーマルな形容詞です。特に、人の理解力や感覚が鈍いことを表現する際に使われます。また、数学では「鈍角(90度より大きい角度)」を指す言葉でもあります。
「obtuse」を使った例文をみてみましょう。
- He’s not stupid, just a little obtuse.
彼はバカではなく、ただ少し鈍いだけです。 - She was being deliberately obtuse to avoid the question.
彼女はその質問を避けるために、わざと鈍いふりをしていました。 - An obtuse angle measures more than 90 degrees.
鈍角は90度を超える角度です。
「dull」と「obtuse」の違いとは
「dull」と「obtuse」の違いについてみていきましょう。
「dull」は、退屈・鋭さに欠ける・刺激がないという広い意味で使われ、物・人・気分などさまざまなものに適用されるカジュアルな表現です。
一方、「obtuse」は、主に人の知性や感覚が「鈍い」「理解が遅い」といった意味で使われるフォーマルで限定的な単語です。批判的なニュアンスを含むこともあります。
まとめ
今回は「dull」と「obtuse」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「dull」はより広く使われるカジュアルな表現で、「obtuse」は人の理解力の鈍さを表すフォーマルな語です。似たような印象を与える言葉ですが、文脈によって正しく使い分けることが重要です。