今回は「each」と「every」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「each」の意味と使い方
「each」は、「それぞれの」「各々の」という意味の形容詞・代名詞です。個々のものを一つ一つ別々に捉えるときに使われます。数が少ないものを対象にすることが多く、細かく見るニュアンスがあります。
「each」を使った例文をみてみましょう。
- Each student has a textbook.
それぞれの生徒が教科書を持っています。 - I gave each child a gift.
私は子どもたち一人ひとりにプレゼントをあげました。 - Each of them is responsible for their own work.
彼らはそれぞれ自分の仕事に責任があります。
「every」の意味と使い方
「every」は、「すべての」「どの~も」という意味の形容詞です。複数のものをまとめて、全体として一般的に捉えるときに使います。個々を見るよりも全体を見る感覚が強く、より多くの数に対して使われることが多いです。
「every」を使った例文をみてみましょう。
- Every student must take the test.
すべての生徒はテストを受けなければなりません。 - She goes to the gym every day.
彼女は毎日ジムに通っています。 - Every book on this shelf is interesting.
この棚の本はどれも面白いです。
「each」と「every」の違いとは
「each」と「every」の違いについてみていきましょう。
「each」は、複数の中の「一つ一つ」に焦点を当てて、それぞれを個別に捉えるときに使います。たとえば、「Each child got a balloon.」では、子ども一人ひとりに風船が渡されたことを表しています。
一方、「every」は、全体をまとめて捉え、「全部がそうだ」という包括的な視点になります。たとえば、「Every child got a balloon.」は、「全員に風船が配られた」という意味になりますが、個々の子どもに重点は置いていません。
まとめ
今回は「each」と「every」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「each」は個別に注目し、「every」は全体に注目するという点が大きな違いです。どちらも似たような意味を持っていますが、視点の違いに注意して使い分けましょう。