今回は「cross」と「wrathful」の意味や使い方の違いをわかりやすく解説します。
「cross」の意味と使い方
「cross」には「怒った」「不機嫌な」という意味があります。これは主にイギリス英語で使われる表現で、軽くイライラしている、あるいは機嫌が悪いといったニュアンスを持っています。日常会話でも使われる比較的カジュアルな表現です。
「cross」を使った例文をみてみましょう。
- She looked cross when I arrived late.
私が遅れて到着したとき、彼女は不機嫌そうでした。 - Don’t get cross with me!
私に怒らないでよ! - The teacher was cross because we didn’t do our homework.
先生は私たちが宿題をしなかったので怒っていました。
「wrathful」の意味と使い方
「wrathful」は「激怒した」「非常に怒っている」という意味の形容詞です。非常に強い怒り、特に道徳的な憤りや正義感に基づいた怒りを表現するフォーマルで文語的な言い回しです。日常会話ではあまり使われず、文学や宗教的文脈で見られることが多い単語です。
「wrathful」を使った例文をみてみましょう。
- The king gave a wrathful speech after the betrayal.
裏切りの後、王は怒りに満ちた演説をしました。 - She glared at him with a wrathful expression.
彼女は怒りに満ちた表情で彼をにらみました。 - The wrathful god punished the people.
怒れる神は人々を罰しました。
「cross」と「wrathful」の違いとは
「cross」と「wrathful」の違いについてみていきましょう。
「cross」は、軽い怒りや不機嫌さを表すカジュアルな表現で、日常的な状況でよく使われます。「ちょっとムッとしている」といった程度の怒りです。
一方、「wrathful」は、非常に強い怒りや深い憤りを表現するフォーマルで文語的な語です。激しい感情や正義感に満ちた怒りを指し、文学作品や演説、宗教文書などで見られることが多いです。
まとめ
今回は「cross」と「wrathful」の意味や使い方の違いについてわかりやすく解説しました。「cross」は軽い不機嫌やイライラを表すカジュアルな表現であるのに対し、「wrathful」は非常に強い怒りを意味するフォーマルな表現です。感情の強さや場面のフォーマルさに応じて、使い分けることが大切です。